[青少年事業担当]

わくわくリサーチ委員会 事業方針
委員長 中嶋 亮順

この世には、何ひとつとして変わらないものはありません。それが良い変化であれ、悪い変化であれ、必ず移ろっていくものです。私たちの住むこの国は少子高齢化社会を迎え、子どもの数は減り続けています。核家族化が進んだこともあり、家族と子どもの関係性も以前とは違ったものとなっているでしょう。

人々の働き方も時代とともに変化し、かつての地域に根ざした働き方から、都市部にある企業へ勤めに行くというものが主流となっています。そのため、自分の住む地域に密着した生活ではなくなり、結果として地域への愛着も低下しています。

企業へ勤める働き方が中心となったため、人々の価値観は、いかに立派で大きな企業に就職するかということに傾いているのではないでしょうか。そのためか、学びの場であるはずの大学や高校を、良い企業に就職するための予備校だという風に捉えている人も増えています。そうなると、青少年の教育が、ただ単に良い学校に入るためのものとなりかねません。それが現在の受験のための詰め込み教育へとつながっているのでしょう。

最近ではそのような教育方法が見直され、子ども達の考える力を伸ばす方法が試されていますが、その効果が現れているかは疑問が残ります。これらの問題は全国的なものであり、比企地域も例外ではありません。比企に住まう子どもたちも、家族や地域へのつながりが薄れ、自ら主体的に考える力が伸び悩んでいるのではないでしょうか。

私たちは、子どもたちの将来のために何ができるのか、いま一度問い直す必要があります。

彼らが困難な状況に立たされたとき、頼りとなるのは、仲間であり、家族であり、友人であり、そして何よりも自分自身です。自分自身が成長するためには、未知なるものへ好奇心と探究心を持ち、考える力を養うことが大切であると考えます。

よって、「わくわくリサーチ委員会」では、子どもたちがわくわく、どきどきできるような体験を提供することで、好奇心と探究心を伸ばし、主体的に物事へ挑戦する基礎を作り出します。

体験を通して自らが考え、自らが実行できるような人材へと育成します。

また、子どもたちの育成を通して、大人自身が好奇心と探究心をもって成長し、子どもたちが成長できる環境を作り出します。子供と大人が同じ体験を共有することが、人とのつながりの希薄化へ歯止めをかけるきっかけともなります。

そして、様々な活動を比企に住まう仲間たちと、この比企の地で体験をすることで、この地域へのつながりを取り戻すきっかけとなるでしょう。 どんなに社会が変化しようと、子どもたち自身が環境に合わせ主体的に成長することができれば、決して未来は暗いものとはなりません。

私たちは、子どもたちが心からつながることができるような、明るい未来をともに創造していきます。

わくわくリサーチ委員会